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HOMEことば>その16
 
【その16】
健常者って誰ですか?

2005年8月、障害者福祉論&老人福祉論のスクーリングに出かけたです。
障害者福祉論の試験設題は
「今後の障害者福祉の在り方について」でした。
パパは「オレたち障害者に福祉なんて要らない」と言います(笑)
理由は次のコラムにて・・・
かねてから「障害者」に対して用いる「健常者」という言葉に関して、
漠然とした疑問を持っていました。

「障害者って誰?障害者手帳持ってる人?じゃあパパか・・えっ?パパ?」
そうです。パパは交通事故で脊椎を損傷し、障害者1級というタイトルを
いただいています。
すこぶる健常なので、パパを知ってる人は誰も信じません(笑)
でもパパは障害者&ガン患者です。しかも再発経験者。
いろいろ増えました。

「じゃあ障害者って、どんな人をイメージしますか?」
気の毒な人?弱い人?不幸な人?
ちなみに国連の定義はこれらをすべて否定しています。
ワタシたちも否定しています。

国連の定義による障害者とは:−
【その社会のほかの異なったニーズをもつ特別の集団と考えられるべき
ではなく、その通常の人間的なニーズを満たすのに特別の困難をもつ
普通の市民
と考えられるべきである】としています。

ということは、パパが最初のガン治療に、抗がん剤治療を受けてた頃
腫瘍が大きくなりすぎて背骨が圧迫骨折していたため、首から下が
動かなくなってました。この時のパパは、また障害者ですか?
パパはあまり特別に困難・・・だとは思ってなかったそうです。

例えば友人の会社が倒産し、たまたま連帯保証人になっていたため
自分が作った借金でもないのに、このことが原因で
自宅も何もかも無くし、健康だけど、ホームレスになった人がいるとします。
この方が、もし通常の人間的なニーズを満たすのに、特別の困難だ!
と言ったら、この方は障害者でしょうか?

「健常者」を辞書で調べてみると:−
【心身に障害のない健康な人】と書いてありました。

健康な人とは、身体的、精神的そして社会的に完全に良好な状態
(1946年WHO定義)ということは
健常者とは、一般的かつ人間的なニーズが満たされ
特に困難や支障が日常生活になく、自己選択&決定ができて
社会に対する不満もない
健康で、シアワセ!と感じている状態の人ということにる。

前置きが長くなりましたが、パパ論的には
「自分が障害者なのか?健常者なのか?は、自分が決めちゃってること」
だそうです。また、
「障害者や健常者だとか関係なく、要するに自分の人生、
国にすがって生きていくのか?国をささえて生きていくのか?の違いだな」
ということらしいです。

日本には「障害者基本法」という法律があります。
その中の障害者の定義は:−
【身体障害・知的障害・または精神障害があるため、継続的に
日常生活または社会生活に相当な制限を受けるもの】(2004年改正分)
と明記されていました。
現在、
身体障害者(児)約351万人、
知的障害者(児)約46万人、
精神障害者、約258万人、
障害者総数は約656万人、日本総人口の約5%
もしも障害者全員が、
年間10円の税金を余分に納めることができれば、6,560万円になる。
100円づつなら、6億5千6百万円
1000円づつなら、実に!65億円になる!
10000円づつなら!655億円!

65歳以上の高齢者人口は、約2484万人
100円づつなら、24億8千4百万円
1000円づつなら、実に!約250億円になる!
10000円づつなら!2,500億円!

そして「健常者」の約50%が
10000円づつ納まるとすると、6,550億円

これらの合計額は、約9,700億円となり
日本の全社会福祉国家予算の、約60%を占めます。

ぜひ一度、この約1兆円の使い道をそれぞれの
立場で考えてみてください。貴方が福祉の予算として、この1兆円の
使い道を一任された場合、どう使いますか?

パパは今日も
(自分たち自身ではあまり意識していないが)世間一般的に「障害者」と
いわれている人たちと楽しそうにお仕事しています。
パパは今日も
いわゆる高齢者とよばれる人たちと一緒に
同じことを何度も何度も話ししたり/初めて聞いたフリしながら
楽しそうにお仕事しています。
パパは今日も
ある日突然、話せなくなって、自分で食べれなくなって、
おトイレも自分でできなくなった男の子と手をつないで
楽しく営業しています。

パパと愉快な仲間たちは
「オレたちが国家をささえるんだ!」を合言葉に
今日も楽しく働けることに感謝してお仕事しています。

そんなパパと仲間たちですが、私はいつも
とっても健康的で、誰よりもシアワセそうな障害者と呼ばれる
健常者チームだなぁ〜と思っています。
カッコイイです♪

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