ツール・ド・フランスの6連覇チャンピオン、
ランス・アームストロング(Lance Armstrong/USP)さん
http://www.trekbikes.co.jp/race_news/tdf/news_pre1.html
彼は、身体の異常を自覚して病院に駆け込んだ時には
睾丸癌がすでに肺と脳に転移し、生存率3%の状態でした。
それを克服してカムバックし、最も過酷な自転車レース(23日間で
4000キロを走破)であるツールド・フランスで優勝しました。
彼は「癌は僕の人生に起こった最良のことだ。・・・僕は癌から逃げる気は無い。
人生で最も重要な、人生を形作ってくれたものを、
忘れたいと思う人などいるだろうか。
本当の話、ツール・ド・フランスでの優勝と癌のどちらを選ぶか、と訊かれたら、
僕は癌を選ぶ。奇妙に聞こえるかもしれないが、
僕はツール・ド・フランス優勝者といわれるよりは、癌生還者の肩書きを選ぶ。
それは癌が、人間として、男として、夫として、息子として、
父親としての僕に、かけがえのないものを与えてくれたからだ。」
と言っています。
私も彼のような鮮やかな第二の人生を歩みたいものです。
ガンは第二の人生、内的生活、よりよい生活への道へと結びつくキッカケに
なり得るのです
※ランス・アームストロングのホームページ
Lance Armstrong OnLine
→ http://www.lancearmstrong.com/
※ランス・アームストロング基金
(癌と闘う人を支援する基金)のホームページ
ガンを克服したランスアームストロングが設立した財団
ガン患者やその家族などの支援の為の基金で,
個々の一人でできることは小さいかも知れないが
みんなが1ドルの募金をすれば凄いことになると思う
→ http://www.laf.org/
このランス・アームストロングガンさんと同じように、
ガンが人生に起こった最良のことと思うようになると、ガン経験者であればこそ
出来ることを考えるようになっていきます。
ガン経験者であればこそ、ガンの人たちが共感でき、
励まされることも多いですね。
たとえば、ガンの経験の無い人から「笑いは免疫に良いから大いに笑いましょう!さあ笑ってください」なんて言われて、素直に笑える人はいるでしょうか?
ガンの経験者であれば「笑いや前向きな姿勢が免疫に良いそうですよ。
だから、‘ガン‘患者でも、‘ガン‘患者らしくなく、
‘ガンガン‘楽しく生きて、笑いましょうね!(な〜んちゃって・・・)
今度は、病院でなく、どこか美味しいラーメン屋さんでも行ってお会いしましょう」
と言ってその人自身が明るく振舞っていればどうでしょうか?
励みになり、自分も明るく振舞ってガンを吹き飛ばそうという気になります。
同様に治療で髪の毛が抜けてしまったときに、ガンの経験の無い人は、
「そのうち生えてくるから大丈夫ですよ」なかなか、いえないことですよね。
ところが、ガンの経験者から
「私も全部抜けましたが、そのうち生えてきましたから大丈夫ですよ。
もっとも、‘ハゲちょびん‘でも、結構、評判良かったです!」
なんて言われたらどうでしょう。
そんなに心配しなくて良いのかと思えるようになります。
このようにガンで闘っている人たちを、より心の底から励ますことができるのは、
ガン経験者だと思います。
そのように励ましあっていると、自分自身もとっても楽しくなり、
そこで出逢った人たちとは、本当にココロから付き合える「心友」となれる
悦びまで味わえます。
この「心友」。私の場合、ガンになる前には、
なかなか得ることができなかったけれど、
「ガン」になったおかげで、本当にかけがえのないものを与えてくれたと
感謝しています。
そう考えると、まさにガンは、今までの私の人生に起こった最良のことだと思えて、楽しく治療しています。