12月14日、MRIとPETの結果に相違があるため、あやしい影がある箇所の細胞を採取しそれを病理にかけて、癌化しているのかいないのかをはっきりさせるための手術(というか細胞採取)の為の入院を今日からする。
ちょうど、東京医科大の第2外科の心臓手術で、手術ミス疑惑で4人が死亡しているという記事が新聞にデカデカ掲載されていたのがちょうど前日。にもかかわらず、病室はいっぱいらしい。今回は、ひとりで動けるし歩けるので、病室なんてどうでもいい。とにかく早く検査して、結果がはっきりするほうがいい。今回の結果をもとに、免疫療法を実施している病院へ、セカンドオピニオンを聞きに行くようにして今後の治療方針を決めるつもり。
ワタシとしては、ただの「カス」だけが影となって映っているという結果であって欲しいと、やっぱり思ってしまう。
検査をたくさんこなして、まずは背中の骨の中の細胞を採取。翌日は、腎臓からも細胞をとるらしい。想像していたのは、「手術」だったけど、パパの話によると、ハリみたいなので、ぴゅっととるだけで、ほんの30分程度で終わったとこのこと。じゃあ、何も入院しなくても・・・と思うのだけどそこはいろいろ規則(法律上の規定など)があるらしくて、入院しないと出来ない内容なのだそうだ。今回、CTなんかの検査結果では、以前になかった箇所にも影があるらしい。CTやMRIは「影」なので、それが何だかは実際のところはわからない。先生たちは、自身の過去の経験や専門知識などで「おそらくコレだろう」と病気を特定し判断する。なので今回の検査で、科学的にはっきりさせるのが1番。
インフォームド・コンセント。今後の最悪ケースの場合の治療方法などの話をしたそう。自分の幹細胞移植の次は、弟さんから骨髄をもらう。その次は、ドナーから骨髄をもらうことになるという話をしたらしい。抗がん剤は「発ガン剤!」されど抗がん剤なわけで、これのおかげで今がある。が、これのおかげで、永遠にガンと付き合うことになるという気がする。第4の治療と最近、良く新聞なんかでみかけるが、自己の細胞を活用した免疫治療が、今後もっともっとポピュラーになることこそ、自然の理に近いと思う。
12月16日、パパとりあえず退院。あさってからまた再度入院し、その4日後、腰の骨の中のガン細胞を採取する予定。
12月21日、通常の人の骨よりも、かなりパパの骨は硬いらしい。普通なら注射器みたいなのを骨に差込み、ちゅ〜っと細胞を取るのらしいが、パパの場合は骨に差し込んだら抜けなくなってしまった。かなづちまで持ってこられて、骨に差し込んだらしい(笑)笑い事ではないが、3時間もかかったと言ってた。パパは「全然痛くない」というが、先生たちは「痛いはず」と言ってる。ぱぱ、やせ我慢してるのかな(笑)痛い!っていっても、カッコ悪くないのに。検査結果は来年。検査結果がでると同時に治療を始められるように準備しなければならない。が、「再発は間違いでした」という期待も少し持っているワタシです。