一緒に楽しく治そう!悪性リンパ腫(ガン)
トップページパパと悪性リンパ腫物語パパと愛妻コラム一緒に学ぼう!一緒に考えよう!一緒に話そう!げんきの秘訣パパと愛妻おススメの本
 
 
がん一緒に治し隊について
隊員専用ページへ
お世話になってる医療機関
血液検査結果ファイル
ココロがけていること
一緒に学ぼう!
ガンって・・・なに?
悪性リンパ腫・ガンの原因について
ガン治療の定番:三大治療方法
カラダに優しい注目の治療方法
免疫学を学ぼう
一緒に考えよう!
病院選びFAQ
病院と医師と患者の関係
医療保障・保険・福祉について
一緒に話そう!
最愛の人がガンになった時
友人がガンになった時
信仰(宗教)のススメ
地球環境とワタシたち
悪徳商法には気をつけよう
 
 
 
 
 
 
ガン遺児応援育英募金
世界の子ども育英スポンサー
 
 
 
HOMEものがたりパート2>18
   
 
一緒に楽しく治そう!
+パパと「悪性リンパ腫」物語+

by linda whom papa loves 
パート2:再発。2人で決めた「免疫療法を中心に治す」という意味
18章:免疫細胞(リンパ球)療法

物語の目次をみる 

1月19日、12月に約1週間入院し、ガンのタイプを特定するため骨の中に出来てる腫瘍をとって病理にかけた結果がでた。その結果:−「採取された組織の約6割は骨軟骨組織で、造血巣はわずかでしかも挫滅しており形態観察はほどんど出来ません。免疫染色標本で、CD20、CD79a 養成細胞の小集族を一箇所見ますが、細胞形態の評価は困難です。(lymphoma cellであるか否か判別できません。また、骨軟骨組織のみで造血巣は認められません」という結果。これは、いったいどういう意味なんだろう?

本心としては、初回の時とは違って、再発時の治療を始めるにあたって、病気の詳細をはっきりさせてから治療にかかりたいと思っていた。しかし検査から結果まで約2ヶ月かかって、「わからない」という結果。またもう一度検査をするとしても、結果がでるのは3月。それまで待てない。とうかきっと時間がない。なんとなくだけど今回は、進行が早い気がしている。パパとしては、ガンのタイプを特定したかったようだが、もう時間がないからやめてもらうことにし、免疫治療を進めていくことにした。ただ、少々付け加えておくとすると、ワタシたち実施する「免疫療法」は、手術・抗がん剤・放射線のすべてを否定しているわけではない。なるべく使いたくない治療方法という位置づけと考えている。いづれの治療方法を選択するとしても、まず「ガンを完全にたたく」という目的でするのか?「ガンを減らす」という目的でするのか?それによって選択方法と治療方法、回数や量などが変わってくる。

パパは「ガンとは闘かったことがないし、これからも闘わない。」その理由は、ガン細胞だってもともとはパパの健康な細胞だった。パパが自分で、自分の元気な細胞をガン化させたということを前提に、治療方法を選択すると、ガン化させた細胞をやすらかにご臨終させてやり、もとの元気な細胞として生まれ変わってくることを望んでいる。パパはさらに、ガンにさせてもらったおかげで、良い事ばかりという。だから「ガンたちに本当に感謝している。」と。そのためには元気な細胞を弱らしてしまう治療は、できる限り避け、使うとしても最小限にとどめたいということが重要なポイントとなってくる。手術・抗がん剤・放射線治療は、免疫力を下げてしまう治療であることは間違いないわけであって、そのためにも、カラダにやさしく、免疫力を下げない別の方法を一緒に実施しなければならないということが大切だと思う。

主治医の先生に「免疫療法で治すと決めたので、幹細胞移植はやらないことにします。」と伝える。先生は、「わかりました。それでやってみてください。ただし、血液内科の主治医として、もうこれ以上進行しては治療しても治せない!という時期が来たときには、かなり強く幹細胞移植をすることを進めます。そのときは聞いてください」と。感動してしまった。いろんな病院があって、たくさんの医師がいて、本当に良い先生に出会えたんだなぁと、つくづく痛感し、感謝した。先生、温かいお言葉、ありがとうございました。ワタシがたくさんの病院へ行きたがってたので、先生は、たくさん紹介状をくださった(笑)

さぁ、免疫療法。最近、とても注目されている治療方法に、免疫細胞療法というのがある。ワタシの理解だと、人間の免疫細胞であるリンパ球は、ガンで少なくなる。だから増殖してしまったガン細胞を排除できない。絶対的な数の論理というわけだろう。そこで数少なくなってるリンパ球をまずはとりだし、人工的にそれを培養して増やす。増えた自分のリンパ球をカラダに戻して、リンパ球にガン細胞を排除させるという治療方法。早速大阪で実施している病院へアポをとり、詳しい話を聞きにいくことにした。

1月22日、ANK免疫細胞治療を実施している病院へ行った。本も書かれている先生。ガン細胞の増殖で免疫の動きが弱くなる。これは一般的に言うところの、免疫力が無くなるという現象。血液には、白血球、血小板、赤血球があるがこの白血球の中に、免疫を司るリンパ球や顆粒球がある。このリンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞など)の数が減ると免疫力が下がり、ガンを防ぐことも治すこともできない。

ANK免疫療法は、この観点から低下しているリンパ球の数を増やし、自然治癒力を利用して、すなわち免疫力を高めて自分の免疫でガンを治すといった方法だ。少なくなった体内の細胞を採取し、外で人工的に培養して増やす。その増やした自分の免疫細胞を、また体内にもどして免疫力を高めるというのが、このANK細胞の概略である。ワタシの理解で間違いなかった。ところが開発者の先生に会い、話を聞くと、今いちこの治療方法に自信なさそうな印象を受けた。それを言葉にしてくださったいう点では、医師の前に人間として信頼できるなとも感じた。しかし治療に期待していただけに、がっがり。

理屈としてはとてもシンプルでカラダに負担がない、理想的な治療方法だが、免疫とはそんな簡単な構造ではないらしく、いくらリンパ球が増えても、それがガンに対して活性化しない場合もあるとか、一連の治療が、12回で300万円と高額な点も考慮してのことだろう。実際効果があった患者は、費用がいくら高額になっても関係のない経済的に豊かな人で、かなりの回数を実施して、効果があったらしい。でも今後も研究は進むだろうし、現在は、ワタシたちが調べた頃より、実施機関も増えている。早く一般的な、標準治療となることを期待したいと思った。この治療は今回はパス。残念。

戻る  目次 次へ
 
   
 
all rights reserved (c)2005-2006 produced by COCOLABO 本ページ内に掲載の記事・写真などの一切の無断転載はご遠慮ください 

| HOME | サイト運営 | がん一緒に治し隊 | リンクについて利用規定 | プライバシー | お問合せ | サイトマップ |