一緒に楽しく治そう!悪性リンパ腫(ガン)
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一緒に楽しく治そう!
+パパと「悪性リンパ腫」物語+

by linda whom papa loves 
パート2:再発。2人で決めた「免疫療法を中心に治す」という意味
20章:温熱治療(ハイパーサーミア)

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パパが言うには・・・にがりは、腰の痛みには有効だけど、左足ふとももの痛いのには、効きが悪いという。もう痛みはふとももにまで広がってる。きっと腫瘍が大きくなって神経を刺激しているのだろう。この左足ふとももの激痛は、すでに歩行も困難にしている。肉腫?調べると、腫瘍が転移している場合は、足がもっと腫上がるらしい。しかし骨や神経への転移であればもっとわかりずらいかもしれない。いづれにしても、パパが感じている痛みはとってやりたいし、温熱療法を活用して治したい。この頃から、免疫療法を主体にしながら、抗がん剤や放射線といった治療も視野に入れることに対して、強く感じるようになってきた。
本当はやりたくない。やりたくないけど、パパのガンを闘わずに治したい。

「温熱療法」これはもうすでに自前で多くのことを実践している、ワタシたち独自の「療法」。ワタシには良く違いはわからないが、「温熱療法と温熱治療」を明確に区別している人たちがいる。正直、患者にとってはどっちでもいい。どっちも同じような意味だし、とにかくガンが治れば良いわけだから。なので、ワタシはあまり明確にはわけないが、世界初の温熱による癌治療装置を開発した、山本ビニター社製のサーモトロンによる温熱療法のことだけは、「温熱治療」と呼ぶことにしているし、ハイパーサーミアと同意語として扱っている。

ハイパーサーミア。これは調べれば調べるほど、本当に理想的な治療方法だと思うし、今も思っている。どうして普及しないのかが摩訶不思議なぐらい、良い治療だと感じている。ただ残念なことに、臨床データーが、末期ガンの患者のものしかないことだ。もしも初期のガンであれば、ハイパーサーミアだけでガン細胞がなくなってしまうんじゃないかと、きっとワタシだけでなく、多くの人が思っているだろう。しかしこの素晴らしい治療方法であるハイパーサーミアだが、サーモトロンという機械を扱う人の技術と経験により、その効果が違ってくるということも痛切に思う。

免疫細胞療法にしても、温熱療法にしても、実施しているありとあらゆる施設、本を出版されている先生の病院へ、もしくは直接メールでコンタクトをとるといったことを、全部紹介できないぐらい、数え切れないぐらいやった。高度先進医療を実施している大学病院にもたくさん連絡をとった。当たり前の社会一般常識だが、問合せ先が人の命を預かる場所ということだけは忘れないように、急に電話をしたり、わざわざ手をとめたりするようなコンタクトのとり方だけは避けた。すべての問い合わせに対して、ある免疫細胞療法を実施している大阪の1施設を除いては、とても親切で丁寧で、ありがたい返信をいただいた。ある先生は、パパの症状には、別の先生を・・・と紹介までしてくださった。その中でも安保先生のメールには本当に励まされた。

温熱療法を実施している施設の先生も、みな親切&丁寧な返信をくださった。その中でまず、近くの病院2つへ行った。そのうちのひとつ藍野 病院、先生からの紹介状を読んだ近藤先生「よくがんばったね〜」という言葉をくださる。また感動。あれだけ抗がん剤を打って、再発した患者にとって、こういう言葉は嬉しいものですよね。。。でもあれだけの抗がん剤を打ったのは、ワタシでなく、パパですが。なのでパパは「んー別にがんばってないけど・・・(副作用もなかったし)」という顔。

先生いわく、ハイパーサーミアでパパのガンが治るかどうかは、実際やってみないとわからないとのこと。とても正直な先生。この病院の方針として、1クールは10回。週1回実施。ハイパーサーミア単体でもOKだが、抗がん剤との併用を薦めるとのことだった。ただし、抗がん剤は、通常の量よりは減らして使用できるところに、ハイパーサーミアの良さを力説していた。そうそう。ハイパーサーミアの利点はたくさんあって、併用することで抗がん剤の使用量が激変する。だから副作用がある患者にとっては、副作用軽減にもなるわけだ。また、病院の方針として、1週間は入院とのこと。ここで、事業として何とか収益のバランスをとってるのだろうなぁ〜と思った。ハイパーサーミアが普及しない理由のひとつが費用。保険点数が低いということ。1回の保険点数としてでなく、ガン治療の1クールで保険点数設定がされているため、実際、実施施設によって、1クールの回数や費用が異なるという事実がある。要するに、やればやるほど、病院はボランティア(赤字)になる治療ということ。行政の問題。やはりこのケースでも思い知らされるのは、本物の良い製品は世に出ない。普及しない。っということ。こういう社会はどうなんだろうか?

ハイパーサーミアに関してこのマイ・テーマを考えてみると、なぜかガン治療には、何が何でも大量の抗がん剤を使わなければならないという「何か」があるような気がしてならない。この「気」は、特定の病院を指しているわけじゃなく、そんな病院が多いと言ってるわけでもない。なんとなくそんな気がするという程度だと理解して欲しい。そしてその理由を考えてみた。病院の利益が上がりやすいから?アメリカに押し売りされた在庫が豊富だから?アメリカの不良在庫を処理しないといけないから?日本の誰かに特別なリベートがあるから?まさかとは思うし、考えたくもないのだけど、これってある意味の高齢社会対策なの?だってアメリカはもうすでに、サプリメントなんかの免疫療法などで、かなりガン患者数が減ってるという記事を見た覚えがある。抗がん剤離れによって、ガン患者が減ったと。たぶん再発が減ったんだろう。(記事の内容はよく覚えてないので、興味ある方は、ネットで調べてみてください。)ハイパーサーミアと抗がん剤を併用すると、約半分の抗がん剤の量で、通常の量と同様の効果が得られるといった内容の文書は、ネット上にもたくさんあるし、本にもなっている。そういう良いことが普及しない社会って、どこかおかしい。日本も市場原理主義国になってしまったのかなぁー。こうしてワタシの思考は、パパのガンのおかげでベクトル状に派生させるようになり、ガンとは無関係な事柄、人間について、社会について、日本について、世界について、地球について、環境と人、社会とワタシ達、さまざまなテーマに気づかせてくれるようになった。またあらゆる事柄に関する、モノの見方なんかにも、パパのガンは影響を与えた。

ワタシは厚生労働省とは相性が悪いので、総理府にメールをした。するとこんな返事が返ってくる。「小泉総理大臣あてにメールをお送りいただきありがとうございました。いただいたご意見等は、今後の政策立案や執務上の参考とさせていただきます。皆様から非常にたくさんのメールをいただいておりますが、内閣官房の職員がご意見等を整理し、総理大臣に報告します。あわせて厚生労働省へも送付します。今後とも、メールを送信される場合は官邸ホームページの「ご意見募集」からお願いします。内閣官房  官邸メール担当」。どうぜ自動返信だろうとおもっていたが、「厚生労働省」という文字が入っていることから、違うのかな?まぁ地道なことからでもやらないよりやるほうがいい。ワタシは続けるゾ!

ともあれ、明日、別の邦和病院へ行くことになっているので、それから決めることにした。(が結局、その日にハイパーサーミアを実施してもらえたので、ノーチョイスだった。)

1月25日、邦和病院へ行った。藍野病院と比較すると、地域的に藍野病院は自宅より近く、環境に恵まれた土地柄で看護学校などもあり、環境はとても良い。病院もキレイで広々してゆったりした時間が流れているような感覚。邦和病院は、近くに大阪府立大学の前にあり規模は藍野病院よりは小さい。くるりと周りを見渡すと、患者さんたちは土地柄がでているような。(笑)ワタシはこの近くで幼少を過ごしたので、よくわかる。(笑)でも受付の人やスタッフは、みな親切&フレンドリー!電話の応対も、とてもよかったという印象が残っている。さて、診察。ここは10時半に予約を入れていたが、やっぱり30分程度は待たされた。診察室に入ると、和田院長の横に畑中先生がいた。HPを見ると、和田院長はボランティアがで海外などにも行かれている。すごいなぁ〜とパパと感動。そんな人格者である院長、悪性リンパ腫と聞いて、患者の前で何やら本?を取り出して、調べていたのにはビックリした(笑)しかも、週2−3回ハイパーサーミアを実施しているという説明だったが、「ハイパーサーミアだけを、毎日してください」というと、断られるかな?と思ったら、「はい。いいですよ。うちは受けます」と、即答していただいた。すごく早いレスポンスだった!

こちらは1クール4回らしいが、院長との話しで回数は決めて下さいとのこと。その後は実費で、1回23000円程度。わかりやすい(笑)しかも、「明日からきてください」と言われても仕方がないと思っていたが、技師の先生たちのお昼休みを利用して、そのままハイパーサーミアを実施してくれた。お昼の休憩を途中で中断してまで治療を始めてくれるなんて・・・またまた感激!2人の技師の先生方は、本当に真剣にまじめに一生懸命、パパにしてくだり、感動でした。こうしてパパの、ハイパーサーミア治療が始まった。

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