一緒に楽しく治そう!悪性リンパ腫(ガン)
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一緒に楽しく治そう!
+パパと「悪性リンパ腫」物語+

by linda whom papa loves 
パート2:再発。2人で決めた「免疫療法を中心に治す」という意味
21章:ハイパーサーミアの有効性

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ハイパーサーミアの治療って想像できますか?それがなんだか、接骨院の腰痛に、電気を当ててもらうといった治療のような感覚で、不思議だったけどおもしろかった。サーモトロンの機械は、人間電子レンジのようなもの。ガン細胞に直接40度〜45度の高温をあてて、ガン細胞を消滅させるというもの。仮に他の細胞が温められても、HSPが細胞をまもり、血行がよくなるため、免疫力がアップしたり、運動機能が向上するというのは、既に事実としてたくさん報告されている。温められることで正常細胞がより活性化し、免疫力が上がるのに対して、ガン細胞というのは、もともと勝手に血管を作って増殖しているので、それがもろい。正常細胞ほど熱に耐えられない。ガン細胞は正常細胞より熱に弱く、ひとたび温まった温度を下げることができない。こうした特長を利用したのがハイパーサーミアだ。ガンの疼痛にも良いらしい。

1回が、約40分の治療で、技師の先生が2名。患部を電極盤で挟みカラダを加熱する。パパはどうもちくちくするようで、何度か機械を止めてはおなかのでこぼこをなくすために、ガーゼをひいてもらったりゼリーを塗ってもらっていた。結局、最高で450W程度しかあげれなかったが、痛みは若干おさまってた様子。今日から連続で5−6回やろう!ハイパーサーミアの実施前後のデータが欲しくて、血液検査をした。パパは採血した看護師さんが下手で痛いと文句を言ってた。こうしてハイパーサーミア初体験は終わり、明日からは着替えとタオルをもってきてくださいと言われた。すごーい汗がでるためだ。

ハイパーサーミアについてもっともっと知りたくて、ネットで調べていると、昔にインフルエンザで1週間ほど高熱を出したガン患者が、その後、全身にあったガンがなくなっていたなど、かなり古くから温熱治療に関する臨床があるということを知った。ガン掲示板というサイトがある。ここは匿名だが、医療現場のスタッフはもちろん、医師なども患者の質問や疑問に大して、かなり詳細に親切に回答されていたり、ガン患者にとってはとってもありがたいサイトだ。かなり得たい情報などもあり、活用させていただいた。論文も配布してくださっているので、ハイパーサーミアについての論文も購入させていただいた。しかし匿名ゆえの利点であり欠点であり、えっ?と思うような書き込みももちろんあり、現役の医師?と思える人の、「診てやってるんだから」という、(ワタシ個人的には)傲慢だなぁーと感じた書き込みもある。その一方で、匿名だからこそ、医療従事者による、とてもありがたい意見や情報があるのも事実。

ワタシたちと同じ状況の人がたくさん訪問してるだろうと思われるサイトなので、パパのハイパーサーミアの治療経過など、率直に書き込んでいた。とあるハイパーサーミア関連の医療従事者の書き込みに敏感になってしまい、他の利用されている方、掲示板を運営されている方には結局迷惑をかけてしまった。すみませんでした。本当にごめんなさい。

そんなこともあったが、この掲示板に書かれていた、ある会社の製品に関する書き込みにすごく興味をもった。大阪にある日ポリ化工という会社が開発している温熱療法用の装置、お風呂。これが一般家庭版として普及するとしたなら、あらゆる病気の予防に役立つだろうと思った。ワタシはすぐに連絡をとって、家庭用がないのかを聞いてみたが、今のところはないとのこと。たまたま自宅からそんなに遠くない場所だったということもあり、「ぜひ!みせてください」とあつかましいお願いをしたところ、快くOKしてくださった。初日に初体験したハイパーサーミアの後、ワタシたちは日ポリ化工の研究室の浦川氏に会いに行った。Uさんは、現物の装置を見せてくださり、実際のデータなどで細かく説明してくださった。浦川氏も、安保先生にお会いされていらっしゃり、安保理論にもとづいて、この装置を開発したとおっしゃってた。身内の方をガンで亡くされていることから、ガンを本当に治したい!という強い意志が、やはり素晴らしい製品の開発を可能にしたんだろうと感じた。その後もガンの治療に関する新しい情報などを、頻繁にお知らせくださった。とての嬉しく感動しっぱなしでした。浦川さん、ありがとうございました。家庭用の装置ができる日を楽しみにしております。

1月26日、連日3回目のハイパーサーミア。今日は、600Wぐらいまでしかあげられなかった。(目標は1000W)全く熱さは感じないが、チクチク感が堪えれない様子。(これはデブだからでしょうか?)しかし昨日よりは、下半身、特に足にすごい汗をかいていた。今日から始める前にキレートを飲み、始まったら、微量元素水を飲ませる。終わってからも、500ccほどは飲ませる。明日は3回目。もう少しワット数が上げられることを願って。3回目になって、技師の先生がいろいろしてくださるのだが、チクチク感がやはり堪えられず、なかなかワット数を上げられない。もしかして、パパの腹毛(?)が原因かな(笑)と思ったので、聞いてみた。「あのー。この腹毛でしょうか?全部そりましょうか?」。次のとき、きっと技師の先生がメーカーに聞いてくれたのだろう。次の治療の時には、山本ビニター社の方が来てくれていた。山本ビニター社の方は、パパと同じ年らしく、とても親切にたくさんの情報を下さった。またワタシの掲示板の書き込みをみて、ハイパーサーミアの技術では日本一と言われている岡山の技師の先生が、ワタシの疑問に回答してくださると言っていると紹介してくださった。連絡先メールがわからないので、とりあえず電話を入れる。そうすると、すぐに電話をくださった岡村一心堂病院の技術部長。邦和病院での治療がおわったら、岡村一心堂病院へ行こうと決めた。とりあえずは邦和病院での治療が終わった後の、血液検査とMRIの結果が待ち遠しい。

2月2日、連続6日のハイパーサーミアが終了し、採血とMRIをしてもらう。その日にMRIの結果をみせてもらうが愕然とした。ガンが広がっている。というのは、パパの痛みがあまり緩和されていないことから、たぶんそうだろうという気もしていた。後日採血の結果を比較すると、最初の採血が失敗で、あまり比較にはならなかった。ただ、絶対的に良いことがあった。それは平均体温が36.5になったこと。低体温だったパパは、体温が確実にあがりだしてはいたが、波があった。しかしハイパーサーミア終了後は、36.5というのがほぼ一定しはじめていたということ。これは本当に良かった。

邦和病院の院長をはじめ、技師の2人の先生方、本当にお世話になりありがとうございました。

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