一緒に楽しく治そう!悪性リンパ腫(ガン)
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一緒に楽しく治そう!
+パパと「悪性リンパ腫」物語+

by linda whom papa loves 
パート1:病名は「悪性リンパ腫」非ホジキン:びまん性大細胞B型 ステージ4
6章:担当が、外科から血液内科にかわった

物語の目次をみる 

入院から3日目。病名を特定するため、当初は脇を切って、脇から胸の腫瘍をとる予定が変更になった。万が一、腫瘍がとびちって、他の臓器などに付着しないようにと、背中の背骨に穴4つもあけられて、腫瘍や骨をとる手術に変更された。

部分麻酔だったらしく、先生たちと会話しながら手術したそう。きっとヘンテコな音とか、骨をぐりぐりされる音が聞こえて、やだっただろうなぁ〜と思って、パパに聞いてみると、「なんだか、こないだみんなで食べた骨付きカルビを思い出したよ!まるで、骨付きカルビ状態だなぁ〜」というパパ。周りを笑わすと意図しない時は面白く、逆に笑わせようとして、もしくは、うけるゾ!と自信満々で言うダジャレは、相変わらず解説してもらわないとわからない(笑)。パパごめんね。そんなパパが大好きで、今日やっと、泣いてばかり病が吹っ切れたよ。パパのユーモアセンスのおかげです(笑)。

パパとはずっと一緒にいる。死ぬまで一緒。死ぬときも一緒。死んでからも一緒。来世も出会って、またずっと一緒。って約束してるのだから。例えば、どんな最悪カモしれないことになっても、それでもパパと一緒!と思ったら、心配心配がなくなった。「どうなろうと一緒にいるだけ!」という考えに落ち着いたら、頭の中にあったモヤモヤしていた何かが、どこかに消えた。もしも死ぬって事があるなら、一緒に死ねばいいだけっとまとまったら、随分、楽になった(笑)もう泣かないからね!パパにも宣言した。10月12日、神さまとも泣かないお約束するために、石切神社へ行った。

ところで手術内容が変更になったのは、外科から血液内科にかわったため。悪性リンパ腫の可能性大ということだ。ただ慢性骨髄性白血病の疑いもあることから、骨髄を採取し検査をするという。そうこうしているうちに、パパが入院してから1週間が経っていた。寂しいのでパパに内緒で「さぷらいず!」病院へ行くことにした。臨月だし、パパに言うと、絶対くるなって言われると思ったワタシは、パパに言わずに行くことにした。

10月14日、昨日はすごい雨だったけど、今日は快晴です。やっぱり大自然はいつもワタシを応援してくれている。ありがとう〜!朝、早く起きて、天気もイイし運動のため、電車で空港まで行くことにした。ひとつ心配があった。出産予定日28日前になると飛行機乗るのにも、医者の診断書がいるらしい。確かに海外旅行は、妊婦さんは診断書を航空会社に出さないと乗せてくれない。国内にも、そ〜ゆ〜のがあったのかと実は少し前に知った。どうしてもパパに会いたかったワタシは、チケッティングカウンターで航空会社の人に出産予定日を聞かれてて、2ヶ月前だと「ウソ」をついてしまった。(ウソついてごめんなさい)

ウソのおかげで無事羽田へ到着。こちらも天気が良かったので、エアポ−トバスというのに乗ってみることにした。時刻表みると、30分後ぐらいにヒルトンホテル行きがあったので、そのチケット買った。いつもパパと行くパン屋さんでパンを買って、パンとコ−ヒ−を飲んでバスに乗った。1時間ぐらいで(?)ホテルに着いたので、まずはチェックインを済ませてからパパに電話。

パパは寝てたみたいで「来てー。すぐ来てー」とか言ってる(笑)私は大阪にいると思っている(笑)「わかったよぉ。5分ぐらいで行くからね」って言ったら、びっくりしてた(笑)。でも本当は、なんとなくわかっていたんだろうと思う。1週間ぶりに顔を見たら、嬉しいのとなんだかいろいろと・・・ 泣いてないけど、(泣かない宣言したので)涙がでた。私はこんなに泣き虫だったんだ。。。

10月16日、本当は明日に帰る日を延ばしたかったのだけど、明日は、ブッシュ大統領が小泉首相に会いにくるらしいので、道路が込んだりするだろうと、今日を帰る予定にしていた。でもやっぱり帰りたくない。帰りたくないけど、検診にも行かないとダメだし、帰らないといけない。パパと離れたくない、帰りたくない。でもいると、パパも心配するだろうからやっぱり帰ることにした。ホテルをチェックアウトして、近くのampmへ行った。パパにおにぎりやお菓子を買った。となりの地下に本屋さんがあった。パパが好きそうな本を買っていこうと探してると、ワタシの帰りが遅いので、どこかで転んでると思ったらしく、パパから心配して電話があった。「看護婦さんにホテルまで迎えに行ってもらうから」って歩いて2-3分なのに・・・(笑)パパ心配性!

形成外科の先生が、通常2週間かかるところを1週間というウルトラ超特急で作ってくれた、ボディ−全体を包むコルセットが出来た。背骨骨折予防のためだ。あったかそう。パパは「ロボコンみたい」って言ってた。ホント、ロボコンみたい(笑)チビ達は、ロボコンを知らないので「パパ、ロボコップみたいになってるよ」と説明したら、「パパ、カッコえぇー!」と言ってた。ここ最近、随分と秋っぽい気候になり、東京は大阪より少し寒いような気がした。いずれにせよ、抗がん剤治療が始まったら免疫も落ちるだろうし、ちょっとした風邪でもすごく心配。Tシャツを着て、その上からロボコップつけてるから、多少はあったかいよね??なんて思いつつ、これが夏だと、かわいそうだったなぁ〜とか、空想や妄想が、変な方へいかないよう、そんなことを考えるようにしていた日々だった。

あまり勝手にいろんなことを想像しないように気にしている頃、パパとワタシが運営管理しているサイトの掲示板に、非常に不機嫌になるような書き込みが続いたりしていた。その中には、ワタシの知らないパパの過去の話があったり(パパがアメリカで弁護士をしていて、MBAやCPAの資格を持っているなんて、ワタシは知らなかった)。またパパのメールはすべてワタシが管理している。その個人メールにはもちろん、サイトの代表メールアドレスにさえ、愛の告白などのメールが届く!TVによく出てくるような人達や、雑誌や新聞の広告でも見かける人からもたくさんきていたので、なおさら「何なんだコレは?」と思ってしまう。特に全日空のスチワーデス達からのメールはひどい。本当に下品。パパのメルアド知らないからって、会社のメルアドにまで、あ〜んな下品なメールを!仮にも、お客さまに(パパ)に送ってくるなんて・・・内容をちょびっと言ってしまうと・・・今日のワタシのパンツの色がどうだとか...あれってもし、男性が女性に送ったメールだとすると、立派なセクハラ犯罪だと思うけどなぁー よく男性からお誘いをうけるらしいが(笑)そういう声をかけてく男性客を「バカ殿」よばわりして・・・(笑)

誰にもいえないので、ここで暴露でした(笑)ドラマなんかにでている彼女も、しつこかったなぁー。最初のころは、こういったメールが届くたび、ワタシのそのときのテーマソングは、「猪木ボンバイエ」だった。(ちなみに、パパにしか告白していませんが、ワタシにはその時々の感情の状況に応じて、頭の中にテーマソングが流れてきます(^^ゞ。この手のメールが届くと、だいたい、猪木ボンバイエ・もしくは長州力のテーマソングです)

あまりにもこう頻繁に届くと、今度は心理分析官になってきます(^^ゞ。ひとつ確信した結果は、「女性というのは、純愛している自分が大好き!」なんだなぁーと。また、純愛している自分が大好き!という恋をいくつか経験するから、自分にとってのベストな男性と出会うことができるんじゃないかなーっと。(よくわかんないですが)まぁ・・・いづれにしても、誰もワタシがパパのメールをすべて管理しているとは思ってないのだろうけど(笑)

その度ワタシはパパを尋問。パパは「よく知らないし、そんなに話をしたこともない。何もない。」という。パパはワタシにウソは言わない、パパの価値観からすると、そういうことをする、例えば「浮気は非常にかっちょ悪いことで、「飲みにいく」とかには興味がない。パパには「浮気」はなく、「本気」しかない。本ばかり読んでる。しかしまるで詩人のような(まっ職業で女優なんだからあたりまえか)メールの文章をつい、削除せず(笑)何度も読み返すたびに(何度も読むな!と自分で突っ込むのだが・・・)、世界タイトルマッチの前日のような気持ちになる。その上パパは病院。ワタシは臨月。「このまま雑誌社にでも転送してやろうかい」とワタシの中の悪魔が囁く。ワタシの中の天使も、それを応援する(笑)こんな状況も、ワタシをじっと家にいさせてくれない理由だった。

ん〜!もっと暴露したいっ!!

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