一緒に楽しく治そう!悪性リンパ腫(ガン)
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一緒に楽しく治そう!
+パパと「悪性リンパ腫」物語+

by linda whom papa loves 
パート1:病名は「悪性リンパ腫」非ホジキン:びまん性大細胞B型 ステージ4
7章:95%悪性リンパ腫と出産予定日

物語の目次をみる 

10月20日、パパの好きなピーナッツをいろいろな種類を買って、病院へ送った。次の月曜日には、骨髄の検査結果がでる。白血病だったら・・・また妄想病が発症しかける。いやいや・・・どんな病気であっても治る!治す!絶対、大丈夫!っと信じて、病気のお勉強に励む。

仮に症例の少ない病気であったとしても、「絶対に治す」というパパ。「治せる病院、治せる先生、日本にないなら海外、探しておいて」というパパ。このごろ毎晩、おそくまでインターネットで情報を調べたり、探したり、悪性リンパ腫については特に徹底的に調べた。本も読みあさった。専門書も読んだり、論文にも目を通したり、内容が専門的で難しいのだけど、とにかく読んで、自分なりに欲しい・知りたい情報を探す毎日だった。

10月27日、骨髄の検査がでた。慢性骨髄白血病の可能性はないだろうとの事。ただ、慢性骨髄性白血病ではないというよりは、正確にいうと、その可能性は非常に低いというところが検査結果による医師の見解だ。また悪性リンパ腫かどうかについては、この検査結果からは得られなかった。結局のところ、主治医の先生の経験上から、ほぼ95%悪性リンパ腫だろう・・・ということだった。その確証を得るために検査をしていた。

そこでパパは先生と二人で話しをした。良い話も、悪い話も、じっくり話しをしたらしい。主治医の先生との話で、95%、悪性リンパ腫だろう。その科学的根拠を得るために検査を続けるか?それとも科学的根拠を待たずに、95%悪性リンパ腫を前提に、抗がん剤治療を始めるか?を決めることになった。本来であれば、正確な事実を知ることが良いのだろうけど、そこには問題があった。その問題とは、胸にある腫瘍は、10cm*12cmになっていて、背骨をかなり圧迫している。しかも圧迫骨折まで起こしている状況で、いつでも背骨がボキッといってもおかしくない。そうなると、もう一生涯、2度と歩けなくなる。ということ。時間がないのだ。

パパは治療を早く始めたい理由がもうひとつあった。それは出産時に、ワタシのそばにいると言っていたから。パパは、「先生、治せますか?」と問うと、主治医の先生は「治せます。」とはっきりしっかり自信を持って言ったという。パパは先生のその言葉で、すべて任せることを決めたと言っていた。

こうして病名がわかり(95%なんだけど)、治療方針も決めてからのパパは、とてもすっきりした感じだった。それに引き換えワタシ、寂しさから、変なことを考えてしまったり、ずっと泣いてたりと、毎日テレビ電話でガンのパパに励まされる始末。そんなときパパがワタシに「絶対治すから。治るから。だから一緒に楽しく治そうよ」っと言った。きっとパパのイメージの中では、この時点でもう治っていたんだろうと思う。このパパの葉でワタシの涙も止まった。何でだろう〜?「かんながらたまちはえませ」この時に、ワタシ達が心底、神様にすべてを委ねられた瞬間だったのかもしれない。

約30年前、パパのおじぃチャマが、同じ病院で同じ病室の階で、肺ガンの手術を受けてたらしい。パパの主治医の先生は、パパと同じ誕生日。とても信頼できる先生。パパはきっと、大いなるものに守られてる。心から感謝します。

抗がん剤治療が始まる2日前、ワタシは出産予定日の2週間前。検診の結果は順調。ただ胎盤機能が落ちてきているらしいので、注意が必要とのこと。予定日どおりに出産ができるよう、先生にお願いした。入院の際も、パパが付き添いで泊まれるようにお願いしたら、院長先生は快く了解してくれた。しかもパパの病気のことを話したら、「気分が悪くなったら栄養剤の注射ぐらい打ってあげるから安心しなさい!」とまで言ってくださった。ありがたいことデス。いつでも陣痛が始まっても良いように、入院の準備を始めた。あさってから、パパの抗がん剤治療が始まる。どうか副作用がありませんようと祈った。

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